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山形県上山市に新たなワイナリーが誕生

山形県内有数のワインの産地、上山市に新たなワイナリーが誕生しました。

開業したのは山形のブドウに惚れ込んだ県外からの移住者です。

県内では南陽市に並んで最多となった上山市で、6カ所目のワイナリー「アグリクール」。

上山市ではワインづくりを始めたい人への支援事業を行っていて、岡山県のワイナリーでワイン製造の責任者も務めた片寄広朗さんが3年前に上山市に移住し、ワイナリーを開業させました。

ワインづくりを始めておよそ20年、フランスでの修行経験もある片寄さんが上山市を選んだ理由とは。

「『日本人が日本で日本ワインを作るなら、日本に根付いているブドウで』という考え。それでデラウエアを選ぶ。(デラウエアなら)やっぱり山形県。」

「ワイン用品種から生食品種まで様々なものがあるので、山形・上山でしかできないワインが作れる。」

9月2日は白ワイン用のブドウの仕込み作業を行った片寄さん。

ワインになる前のしぼりたての果汁を特別にいただきました。

「シンプルにおいしい。普段飲むブドウジュースとは違うがすっきりしていてとても飲みやすい。手間暇かけて丹精込めてワインになるのが楽しみ。」

「農業を守りたいという気持ちでワイン醸造をしているので『アグリクール』、『農業の心』という意味。ブドウ栽培やワインづくりに興味を持ってもらってやりたい人が増えたらな。」

こちらのワイナリーで醸造したワインは、年内の販売開始を目指しています。