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5人死傷の正面衝突事故 被告が起訴内容を一部否認

2023年、山形県鶴岡市の高速道路で5人が死傷した正面衝突事故。

対向車線にはみ出した男の初公判が開かれ、男は「事故当時の記憶が全くない」と起訴内容を一部否認しました。

仙台市の会社員早坂覚啓(31)被告は、2023年5月、鶴岡市田麦俣の山形自動車道を走行中、トンネル内で対向車線にはみ出し、正面衝突事故を起こしました。

この事故で対向車に乗っていた女性と被告の妻、当時1歳の長男を死亡させるなど、5人を死傷させた過失運転致死傷の罪に問われています。

地裁鶴岡支部で開かれた初公判で早坂被告は、3人を死亡させたことは認めたものの、「事故当時の記憶が全くない。覚えていない。」と起訴内容を一部否認しました。

検察側は冒頭陳述で、前を走っていたバスのドライブレコーダーの映像を示し、「センターポールをなぎ倒し蛇行運転のあと衝突した」と指摘。

また早坂被告が大学時代に3回意識を失ったことを明らかにしました。

次回の裁判は、7月24日に開かれる予定です。