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一人暮らしのお年寄りに届ける高校生の手作り弁当

山辺高校の生徒が手作りした弁当を一人暮らしのお年寄りに届けました。

調理から配達までの様子を和田アナウンサーが取材しました。

「高齢者に向けて旬の素材を使ったメニューを準備しています。その中でもメインはこちらの鰆のなたね焼きです。生徒たちは真剣な表情で準備をしています。」

山辺高校の食物科では、毎年春と秋、生徒たちによる手作りの弁当を町内の一人暮らしの高齢者に届けています。

2025年は2年生と3年生64人が1カ月半ほど前からメニューの試作などを重ねてきました。

そして決まった今回の弁当のテーマは「春麗」。

山菜の天ぷらに、地元のタケノコと桜エビの炊きこみご飯など旬の食材をふんだんに使った見た目にも春を感じられる豪華な弁当になりました。

「菜の花をイメージしているので、テーマにもあるとおり、春の訪れを感じてほしい。」

「(高齢者の方は)一人で寂しいと思うんですけど、こういうお弁当で少しでも心が温かくなったらいいなと思っている。」

「ちょうどいい塩分加減で、高齢者の方も食べやすくなっていて、とてもおいしい一品になっています。春の山菜を使っているので、これで春を感じられたら。」

盛り付けを終えた生徒たちはさっそく出来立ての弁当をお年寄りの家に配達していました。

「しょっぱくもないし、年寄り向けの料理が上手です。ごはんもちょうどいい塩梅で。食べてみっか?」

「毎年楽しみにしている。(年に)2回来てくれる。楽しみ!」

「薄味で、こういうもの私好きです。とてもおいしいです。」

この弁当は5月22日、町内およそ200人のお年寄りに届けられたということです。