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シーズンを迎えている山菜採り 有毒植物の見分け方

シーズンを迎えている山菜採りについて。

より一層注意しなければいけないのが有毒植物による食中毒です。

見分け方のポイントを聞いてきました。

「この辺に結構ある。成長して40から50センチになっているのがトリカブト。」

山菜に詳しい佐藤育子さん。

まずは食べられる「ニリンソウ」と毒を持つ「トリカブト」の見分け方を教えてもらいました。

「トリカブトはニリンソウと同じ丈でもしっかりした軸(茎)を持っている。ニリンソウはか細い茎。」

「中心の茎ではないトリカブトは(ニリンソウと)ほぼ一緒。」

「(葉での判断は難しい?)私たちでも難しい。」

ニリンソウにはその名の通り2輪の花が咲いていて見分けるポイントの1つになっています。

ただニリンソウを探しているとこんな状態も。

「(これニリンソウ?)で、すぐそばに成長したトリカブト。(こういう形で一緒に?)そうです。」

「鎌とかナイフなどの道具を使って広範囲で採取するとトリカブトが入る恐れがある。自宅まで持って帰って仕分けることは容易ではない。」

トリカブトを誤って食べると手足のしびれや下痢などを起こし呼吸不全に陥って死亡する場合もあるということです。

そしてどちらもユリ科のアマドコロとホウチャクソウにも注意が必要です。

「食べられるアマドコロは成長してもどこまでも1本。(ホウチャクソウは)成長したら大きく枝分かれするのが特徴だが小さいのはまだ枝分かれしていない。」

「枝分かれしていないホウチャクソウを見てこれ、アマドコロだなと採取すると大変。」

「あとは大きな特徴は根っこ。そこで区別する。」

「何種類もある中で大変ではあるが楽しんで野山に親しんでもらって(特徴を)1つ1つ覚えてもらいたい。」

県は山菜採りを行う際は、知っているものしか採らず、調理前にも不安に感じるものが混じっていないか注意することなどを呼び掛けています。