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山形県内初の国産手術支援ロボットhinotori

国産の手術支援ロボットを山形県内で初めて導入した公立置賜総合病院で、手術のデモンストレーションが公開されました。

針と糸を使い細かい作業を行っているのはロボットのアーム。まるで人間の手のようにスムーズに動いています。

こちらが国産初の手術支援ロボット「hinotori」です。

公立置賜総合病院がおよそ2億2800万円をかけ県内で初めて導入しました。

執刀医は手術台の近くに設けられたサージョンコックピットと呼ばれる操作台で、立体映像を見ながらロボットアームを操ります。

手ぶれなどの心配もなく精密な手術を行うことが可能です。

対象となる主な手術は前立腺ガンや胃ガンなどで保険も適応されます。

また従来の手術と比べて傷が少なくてすみ、入院期間の短縮などが期待されています。

現在、県内には村山・庄内地域にある3つの病院に、アメリカ製の同様のロボットが導入されていますが、置賜地域では初めてです。

「山形市までいかなくても、地元で通院しながら安全な手術を提供できるというのはメリットになると思う。わたしたちの技量を高めながらどんどんニーズに応えていきたい」

公立置賜総合病院では、現在、医師8人がトレーニング中で、5月中旬には初めての手術が行われる予定です。