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酒田に伝わる貴重な作品を集めた企画展が開催中

最上川の舟運と北前船の寄港地として栄えた湊町・酒田に伝わる貴重な作品を集めた企画展が、開かれています。

山形県酒田市の本間美術館で開催されている企画展「発見!イチオシの宝もの」。

歴史的価値の高い絵画や書跡、工芸品、歴史資料を紹介しています。

【本間美術館 田中章夫館長】
「美術館の収蔵品は3000展を超えるが、今回、その中から37点、本当に美術館の代表的な作品を厳選して紹介した企画展。」

こちらは酒田市指定文化財の刀。
山形の月山の麓で作られた室町時代初期の作品と伝えられています。

そしてこちらは「狗児図扇面」。

江戸時代中期に絵師 長沢芦雪が子犬をポップでかわいらしく描きました。

【本間美術館 田中章夫館長】
「ちょっと珍しい、こちらの「アメリカ船図」。これはですね、本間家の分家の1人なんですけども本間郡兵衛という洋学者がいらっしゃいます。その方が、嘉永6年、ペリーが浦賀に来航した折に、実際現場に行って、スケッチしたものを江戸に帰って描き改めた作品なんです。実際現場に行って黒船を見て、描き残している作品は非常に珍しい。また、臨場感のある作品になっていますね。」

この企画展は、酒田市の本間美術館で5月28日まで開かれています。