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サクランボを凍霜害から守る キャラバン開始
今年で栽培開始150周年を迎える県産サクランボ。
凍霜害の防止に向けたキャラバンが始まり、収量の確保に向けて県や生産者らが動き出しました。
園地によっては、発芽の時期を迎えているサクランボ。
今のところ生育は順調ですが、発芽してから10日以上たつと、霜の被害にあいやすくなるとされています。
上山市で行われたキャラバンの出発式には、県やJA、農家の代表者らが出席。
3月下旬の平均気温が平年より高い予想で、今後、生育が早まり霜にあたるリスクが高まることなどを共有しました。
市内の農家、須田和弘さんの園地では「散水氷結法」による霜対策を導入。夜間から明け方にかけて水をまき凍らせることで、凍るときに発生する熱で花芽を守ります。
【農家 須田和弘さん】「今年も凍霜害からは絶対にサクランボを守るという意気込み。サクランボが山形県に入ってから150年ということで記念の年なので、豊作で終わるように頑張りたい」
県ではこのほか、ヒーターをつけて園地全体の気温を上げる「燃焼法」など、早めの対策を呼びかけています。
【県農業技術環境課 本田浩央 主幹】「凍霜害対策が良いサクランボをならせる第一歩。消費者に良いサクランボを届けられるようにしたい」