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佐藤錦発祥の地、東根市で立木審査会

佐藤錦発祥の地、東根市で出来栄えを確認する立木審査会が行われました。

東根市の若手農家などが所属する果樹研究連合会が生産力向上などを目的に毎年行っている立木審査会。

きょうは、JAの職員らと一緒に市内11の園地を回り、枝の重なり具合や実のなり方にばらつきがないかなど8つの項目をチェックしていきました。

2024年は、去年夏の猛暑の影響で実がふたつくっついた双子果が増え、東根市の園地でも農家を悩ませているといいます。

【東根市果樹研究連合会 岡﨑広良会長】「これが片方のめしべが未熟だったり種がきちんとしていないとやっぱりなる。規格外なのでやっぱ摘果の時点で切らないと残す実が育たない。」

また、開花後は空気が乾燥した日が多く、受粉が難しかったこともあり、収量は2023年に比べやや少なくなる見込みです。

一方で、一日の寒暖差が大きく日照量も十分確保できていることから色づきがよく、質の高いさくらんぼができているということです。

ところでサクランボは、2025年、県内での栽培開始から150周年を迎えます。

【東根市果樹研究連合会 岡﨑広良会長】「先人から築き上げてきたさくらんぼが150年を迎えるということで、私たちも未熟ではありますけども今後続けるようにしていきたいと思います。」

東根市の佐藤錦は7月10日から20日頃に収穫のピークを迎える予定です。