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「カット野菜」の売り上げが4割増 野菜の価格変動が影響

日々の食卓に欠かせない野菜の価格も大きく変動しています。現状と今後の見通しを取材しました。

 山形市のヤマザワ清住町店です。いまの野菜の価格について消費者はどう感じているのでしょうか。

「ちょっと高いと思うけどこの前よりは安い。(Q普段から結構ブロッコリー食べられます?)毎日食べてるよ」
「ちょっと前は4分の1でも150円とかしていたのが少し下がっているようなので丸ごと買っちゃいます。(じゃあ今は気持ち的には?)助かりますね。」

 こちらの店舗の野菜の価格変動です。

 キャベツ1玉では5月上旬に500円ほどまで高騰しましたが現在は半額以下の198円に。
 にんじんやブロッコリーも同様にこの1カ月ほどで価格が落ち着いています。

「今ちょっと落ち着いている理由はあるんですか?」
【ヤマザワ清住町店 高橋大輔店長】
「産地の雨の状況などで相場が上がった。それがだんだん落ち着いてきてようやく相場が下がってきた。」

 こちらの店では値上がりが顕著だったキャベツについて、まるごと1玉ではなく、カットしたものを全体の8割まで増やすなどして、より手に取りやすい販売を心掛けてきたといいます。

【ヤマザワ清住町店 高橋大輔店長】
「野菜のお値段は本当にお客さまが敏感に感じる部分ですのでお客様に安いと思ってもらえるような値段設定を日々苦労してやっているという状況です。」

 一方、野菜の価格が乱高下する中で、売り上げを伸ばしているのが、「カット野菜」です。こちらの店では、カット野菜や冷凍野菜の売り上げが3割から4割程度上がっています。
 カット野菜は価格の変動が比較的少なく、天候不順の影響などを受けにくいということです。

 今は落ち着きを見せている菜の価格ですが、今後は大雨や猛暑など夏場の天候が大きく影響するとみています。

【ヤマザワ清住町店 高橋大輔店長】
「短期的にみると山形産が出たりとか東北産がでてくる(見通しなのと)現状天候が安定していますので、値段も落ち着いてくるかなとはおもうんですけど産地同士の間にものがないとか大きい産地で雨が降ると急に相場がポンと上がったりもしますので予断が許さない状況ですかね。」