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伝統野菜ウコギの収穫始まる 米沢の庭先の垣根

 山形県米沢市では食べられる垣根としても知られる伝統野菜=ウコギの収穫が始まりました。

 ウコギ若い枝葉の柔らかな食感とほろ苦い味わいが特徴です。
 丈夫で枝にトゲがあることから江戸時代の名君米沢藩主・上杉鷹山公が防犯や非常食を兼ねて庭先の垣根として推奨し普及したと言われています。
 そして今も初夏の味覚として親しまれています。

 ここ米沢市の内藤次夫さんの20アールの畑では、20年ほど前から食用に適したヒメウコギ、およそ2000株を栽培しています。
この日もトゲが柔らかい早朝から作業が始まり、「うこぎ新梢」と呼ばれる若い芽の部分を手際よく摘みとっていました。
 ウコギの収穫作業は10月末まで行われ、例年並みの2トンの収穫が見込まれています。

 収穫されたウコギは市内の道の駅や首都圏の料亭などに出荷されるということです。