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保育園で不審者対応訓練(山形県米沢市)

山形県米沢市の保育園では、ボタンを押すだけで警察に自動通報できる装置を使った不審者対応訓練が行われました。

【不審者役】「声がうるさいんだけど、直接言うからここを開けろ」

訓練は、園児がいる日中、保育園に不審者が侵入したという想定です。

警察官がふんする不審者がハンマーを振りかざすのを確認すると、保育園の職員が非常通報装置のボタンを押しました。

これは今年4月に園が導入したボタンを押すだけで県警に保育園の施設名などが自動で通報される装置です。

通報からおよそ10分でパトロール中の警察官が駆けつけていました。
このシステムにより住所の聞き取りや緊急性の判断などを省略し現場に駆けつけることができるということです。
【インタビュー】「いままでは、子どもの誘導とバリケードつくり、通報としなければいけないことが多くて不安だったが、通報がボタン一つでできるのは安心感がある」

「110番非常通報装置」の全国の平均設置件数は、今年3月末現在およそ40件ですが、山形県はこちらの保育園を含め4件にとどまっています。