YTS NEWS

News

南陽の山林火災、知事が上空から視察 早急な復旧へ

南陽市で発生した山林火災は5月15日警察や消防などによる実況見分が始まっています。
今日は火災の現場を吉村知事が上空から視察しました。知事は早急な復旧に取り組む意向を示しました。

 5月4日、南陽市宮内で発生した大規模山林火災は発生から9日目となった12日にようやく鎮火。
 過去10年で最大規模のおよそ137ヘクタールが焼け、70代男性がやけどをしたほか山小屋やトイレなどにも被害がありました。

 午後2時半ごろ、吉村知事は、南陽市の職員などと県の防災ヘリに乗り、上空から現場を視察。
 その後4月28日に発生した高畠町安久津の山にも視察に向かいました。

 上空からの視察を終えた吉村知事は、その後、南陽市と高畠町の職員、消防などとの情報交換会に臨みました。
 出席者からは、火災発生時の状況や消火体制の課題点などが報告された一方、山林火災では、上空からの放水と地上部隊による消火活動との連携が大事だと振り返りました。

【南陽消防署長】
「(焼失)面積は稀に見る大きさ。拡がりのスピードも早かった。幸いにも民家へ燃え移ることもなかった。結果としては(消火活動は)成功した。」

 情報交換を終えた吉村知事は、速やかな復旧に取り組む意向を示しました。

【吉村知事】
「専門家からの意見を聞き、南陽市、高畠町と一緒になって復旧復興に向け、着実に取り組んで行きたい。」

 17日は、林野庁の専門家などが現地を訪れ、必要な復旧方法について検討します。