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地価公示 住宅地は3年連続上昇 商業地は横ばい

 土地取引の目安となる地価が公示されました。「住宅地」は3年連続で上昇し下落が続いていた「商業地」は31年ぶりに横ばいに転じました。

 この調査は2024年1月1日時点で県内30の市と町の198地点を対象に行われました。
 「住宅地」の県全体の平均変動率は0.3%と3年連続で上昇しました。
 このうち1平方メートル当たりの価格が最も高かったのは山形市八日町1丁目で「9万8000円」でした。

 しかし「山形市」全体でみると住宅地の平均変動率は1.1%と9年連続で上昇しているもののその上昇率は大幅に縮小しました。
 木造建築費や地価の高騰で住宅の購入地の需要が近隣の地域に流れていることなどが要因と考えられています。

 一方、1994年以降下落が続いていた「商業地」は31年ぶりに横ばいに転じました。
 市町別では山形、天童、東根で上昇し下落が続く市町でも下落率が縮小しています。
 その要因として調査にあたった不動産鑑定士は商業地に隣接する住宅地価が堅調なことやコロナ禍が落ち着き経済活動が復活したことなどをあげています。