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芸工大生が漆箸で被災地の漆職人らを支援

 能登半島地震で被害を受けた漆職人らを支援するための募金活動が東北芸術工科大学で始まりました。

 この取り組みは漆工芸で知られる石川県輪島市の職人らの支援を目的に、学生が製作した漆箸を返礼品として寄付金を募ります。
 プロジェクトの名前は「のとのかけはし」。2月15日の作業には24人の学生が参加し、能登ヒバの木材を磨き、漆を均一に塗って拭き上げていきました。

【東北芸術工科大学 美術科工芸コース2年 加藤雅也さん】
「地震で能登半島が大変だったので少しでも貢献したいと思い参加した。賑わいが戻ってほしいと思う」

 さらに2回塗りの作業などを行い、あわせて200膳完成させる予定だということです。

【東北芸術工科大学工芸デザイン学科講師 松本由衣さん】
「(輪島市の)20人に1人が漆芸に関わる仕事で生計を立てている。(その人たちに)また物づくりをするきっかけとかその手助けが出来ないかと思っていろいろ考えて行動しようと思う」

 寄付金の募集は3月2日から先着200人限定で行われます。