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2026年9月12日放送

尾花沢市

銀山温泉で日帰りグルメさんぽ 足湯×豆腐、彩りスイーツ、古民家そばまで満喫

今回訪れたのは、尾花沢市の銀山温泉。大正末期から昭和初期に建てられた旅館が並ぶ温泉街は、澄んだ空気と風情ある街並みが魅力です。 そんな銀山温泉で見つけたのは、日帰りでも気軽に楽しめるおいしい立ち寄りグルメ。足湯にぴったりの豆腐から、見た目も楽しいスイーツ、ゆっくり味わいたいそばまで、温泉街ならではの味わいを巡りました。

温泉街を歩いていると目に入ったのが、「とうふや」の看板。歴史ある街並みにしっくりなじむ豆腐店で、創業は100年を超え、150年近くになるそうです。

銀山温泉が湯治場としてにぎわっていた頃には、宿泊客が鍋を持って豆腐を買い、自炊していたという話もあるのだとか。温泉街の暮らしとともに歩んできた、土地の歴史を感じる一軒です。

こちらでいただいたのは、テイクアウト限定の「立ち食い生揚げ」。素揚げした生揚げにだし醤油をかけて、そのまま味わうシンプルな一品です。外はカリッと香ばしく、中はふわっとやわらか。ほどよい塩味と甘じょっぱい風味が広がって、朝の温泉街にもよく合います。

しかも、お店ではタオルも販売。近くの足湯に入りながら食べてほしいという店主の思いが込められていて、銀山温泉らしい楽しみ方ができるのもうれしいポイントです。

実際に足湯に浸かりながら生揚げをいただくと、その心地よさは格別。温泉街の景色を眺めながら、できたての豆腐を頬ばる時間は、まさに銀山温泉ならではの小さな贅沢です。

派手さはないけれど、素材の良さがしっかり伝わる味わいで、旅先の朝にぴったりの一品。気軽に立ち寄れて、温泉街の雰囲気までまるごと楽しめるのが魅力でした。

豆腐でほっとひと息ついたあとは、甘いものを求めて「わもよう」へ。こちらはテイクアウト専門のスイーツ店で、店名の通り“和と洋”を組み合わせたお菓子がコンセプトです。

銀山温泉の和の趣と洋の雰囲気、その両方を一緒に楽しめるようにと考えられたのが、見た目にも華やかな彩り串。和菓子と洋菓子が一串にまとまっていて、温泉街の散策のおともにもぴったりです。

この日は、りんごのお菓子が付いた彩り串をいただきました。もちもちとした食感の和菓子にはあんが入っていて、りんごの形を思わせるかわいらしい仕上がり。さらに、上にはシャインマスカットをのせたケーキも添えられていて、一口ごとに違ったおいしさが楽しめます。

季節によって使う和菓子は変わり、りんごやかぼちゃなど、その時期ならではの味も登場するそう。年齢を問わず、さらに海外からの観光客にも楽しんでもらえるよう、店主が試行錯誤を重ねているというのも印象的でした。飽きずに食べ進められる工夫が、しっかり一串に詰まっています。

続いて立ち寄ったのは、「わもよう」の姉妹店である「伊豆の華」。こちらは食事がメインのお店で、建物は130年から140年ほどの歴史を持つ古民家です。

趣ある階段を上がった先の2階席からは、温泉街を一望。落ち着いた空間で、散策の途中にゆっくり食事を楽しめます。

いただいたのは「揚げナスおろしそば」。器いっぱいに広がる揚げナスがまず目を引く一品で、見た目から涼やかです。ナスはとろりとジューシーで、口当たりはとてもなめらか。時期によって産地は変わるものの、できるだけ地元のものを使っているそうで、取材時は地元産のナスを使用していました。

そばには、地元の「最上早生」のそば粉を使用。しっかりしたコシがあり、噛むほどにほんのり甘みを感じます。そこにナスのやさしい旨みが重なり、相性の良さに驚かされました。

このメニューは、もともと夏にナスがたくさん出た時期のまかない食が始まり。そこから人気を集め、今では定番の一皿になったそうです。おろしを混ぜると、しその香りも加わって、さらにさっぱりとした味わいに。温泉街の散策途中でも食べやすい、満足感のある一品でした。

食後の楽しみにぴったりだったのが、そば粉を使ったソフトクリーム。黒蜜をかけていただくスタイルで、なめらかな口あたりの中に、そばの香りがふわっと広がります。

さらに、そば茶、きな粉、黒蜜が合わさることで、和の風味がきれいにまとまった後味に。そば店ならではの一品で、最後まで銀山温泉らしい味を堪能できました。

取材情報

野川とうふや

尾花沢市銀山新畑427

わもよう

尾花沢市銀山新畑424

伊豆の華

尾花沢市銀山新畑440