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悩む”山菜のプロ” 相次ぐクマ被害で初めて調査会を中止「吉村知事の言葉も心に響いた」

今年も、異例のスピードで目撃が相次いでいるクマについてです。山菜採り中に襲われる被害も相次ぐ中、『山菜のプロ』たちも頭を悩ませています。

【山菜愛好家 佐藤育子さん】
「厳しいの一言。『こっちでも出た』と驚きながら(山菜採りに)行って良いのか」

山菜に詳しい佐藤育子さん。毎年、山菜シーズンに入ると10人ほどの愛好家たちと一緒に、山菜採りや有毒植物などを見分ける調査会を行っていますが、今年は異例の事態となりました。

【佐藤育子さん】
「16日に調査会を予定していた。中止とした。初めてのこと」
「クマが出没していないところがないくらい県内でも多く出ている。それと吉村知事の言葉も心に響いた」

それは13日行われた吉村知事の定例会見。

5月に入り、朝日町と上山市で山菜採り中にクマに襲われる被害が相次いだほか、酒田市の山中で見つかった遺体もクマに襲われた可能性が高いことなどから、注意を呼び掛けました。

【吉村知事】
「クマの生息域である山に入っていって山菜採りをするわけですから生活の楽しみや趣味自家消費であれば私としては正直に申し上げると出来るだけ控えてほしい」

【佐藤育子さん】
「今までもクマと出会ったことがないとは言えない。いるのは当たり前だと思っている。今までのような感じでは(山に)入ってはいけない」

採れた山菜を趣味として楽しむだけでなくイベントでの販売も行っている佐藤さん。

今シーズンは、知人の所有地でワラビを収穫しましたが、収入源が少なくなっているのが現状です。

【佐藤育子さん】
「もどかしい。ワラビがニョキニョキと生えている様子が夢にも出てきている。走って行きたいところだが家族や周囲の人に迷惑をかけてはいけない。今は必死で耐えている」