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自動車部品の製造を行う企業が特製の箱わなを鶴岡市に寄贈 クマ出没相次ぐなか、ハンターを支援

クマの出没が増える中、ハンターの負担軽減につなげます。自動車部品の製造を行う企業が特製の箱わなをつくり、鶴岡市に寄贈しました。

箱わなを製造したのは、横浜市が本社で自動車部品の製造を行っているヨロズです。

鶴岡市朝日庁舎行われた贈呈式では、佐藤聡市長目録が手渡されました。

【ヨロズ平中勉社長】
「鉄をプレスで曲げたりカットしたりいかような形でも加工する。これでなんか出来ることがないだろうかと考えたのがきっかけ」

こちらが寄贈された箱わな。一見、普通の檻にも見えますが、その随所に自動車部品製造の技術が隠されています。

三川町にある工場でその製造が行われました。

【ヨロズ 伊藤佐利圧造技術課次長】
「うちの会社は自動車部品をプレスを使って製作してそれを溶接して組み立てていきます。これプレスで曲げ加工を行います。鉄板を全てこういう形状で切り出すと。自動車部品製作と同様の工法になる」

ヨロズでは、鉄製品をつくる技術力でクマ対策に貢献しようと25年10月から開発に着手。

猟友会の意見を取り入れながら改良を重ね、試作品を完成させました。

「分割して持って行って現場で組み立てられるようにしてほしいと(猟友会から)要求されましたのでこういったプレートで簡単に接続できるような仕掛けをしながらクマが入っても十分な強度が持てるボルトサイズにしている」

フレームを格子状の金属板にしたことで、分解しての持ち運びも可能に。

重さはおよそ125キロと、従来の箱わなより30キロほど軽量化することができました。

これによって、箱わなを設置するハンターの負担軽減が期待されます。

また、全国各地でクマの出没が増えたことから、箱わな自体が不足している現状もあり、自治体にとっては、貴重な支援となります。

【鶴岡市農山漁村振興課 齋藤優課長】
「去年のような不足するというような状況は解消できるのではないか。市にとっても大変ありがたい寄贈だ」

鶴岡市には今回3基が贈られ、年内にもさらに15基が寄贈される予定です。