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去年大雨被害の戸沢村蔵岡地区で田植え
各地で農作業が本格化する中、去年7月の大雨で農地が水に浸かり、復旧作業を進めていた戸沢村蔵岡地区でも田植えが始まっています。
【農家 中村健一さん】
「こうやって田植えが今年もできるのは、心が落ち着きますね。待ちに待った田植えって感じ。」
蔵岡地区などでおよそ13ヘクタールの田んぼを管理する農家の中村健一さん。
被災当時、自宅が浸水被害を受け、農機具なども水に浸かったため、部品交換や修理を行い、田植えに備えてきました。
しかし、中村さんたち農家が最も懸念していたのは、農業用の用水路に流れ込んだ土砂の撤去作業です。
【中村健一さん】
「作付けまで間に合うか分からないっていう話もあって、天候が悪くて作業が思ったより進まなくて。」
それでも、農家以外の地区住民の協力もあって、例年よりも1週間ほど遅い、5月中の田植えにこぎつけることができました。
【長男の中村大樹さん】
「地区のみなさんが集まって、泥をあげてもらったのでほぼ元通りに。助かりますね。」
もうすぐで水害から1年となり、梅雨の時期を前にして心配も尽きませんが、自慢の米を食卓に届けようと田植えを続けます。
【中村健一さん】
「消費者に、おいしい、山形のつや姫はおいしいって言ってもらいたいのが一番。」
蔵岡地区では9月ごろの収穫を見込んでいます。
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