YTS NEWS

News

寒河江市の本山慈恩寺で本尊の御開帳に向けた準備

寒河江市の本山慈恩寺で11年ぶりに行われる本尊の御開帳に向けた準備があす(5月13日)から始まります。

なかなか見られないという「秘仏」もお目見えです。

【斉藤アナウンサー】
「去年、70年ぶりの茅葺き屋根の修復を終えた本山慈恩寺。これを記念して今週末から本尊が御開帳。その名は『弥勒五尊』です。」

弥勒五尊は本尊の弥勒菩薩をはじめ釈迦如来、地蔵菩薩、さらに不動明王と降三世明王を合わせた5つの仏像のことで国の重要文化財にも指定されています。

【本山慈恩寺大江幸友管長】
「(本尊は)『三位一体』が一般的だが慈恩寺は5つの役割のある仏様をまとめて『五尊形式』というのは全国的に見ても珍しい形式」

普段は本堂にある「宮殿」という建物の中に「秘仏」として置かれ人の目に触れることはありませんが、寒河江市政施行60年を記念した2014年以来、11年ぶりの御開帳となります。

この弥勒五尊、慈恩寺の住職でさえもめったに拝むことはできないといいます。

【慈恩寺・大江管長】
「私だけが宮殿の中を開けて中の様子を確認する法要が年に一度ある。ただ、一瞬しか開けられない。こういった機会でないとなかなかお参りすることもできない」

弥勒五尊の御開帳は春と秋の2回行われ「春」は5月17日からおよそ2カ月間。

「秋」の御開帳は9月に行われます。

【大江管長】
「(弥勒五尊の御開帳)この先は確約されたものがないので春と秋、両方来ていただいてもご利益さらに受け取れるのでは」