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最上義光の貴重な古文書を新たに発見 山形大学が発表

戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍し、山形の礎を築いた大名「最上義光」に関する貴重な古文書が、新たに見つかりました。

見つかったのは、1612年(慶長17年)に書かれた「最上義光の知行宛行状」土地や収入を与えることを記した古文書です。この古文書は1月、ネットオークションで発見されました。

山形大学の松尾剛次名誉教授によりますと、これまで確認されている最上義光の文書と比べて、筆跡や紙の質感、印判などが一致していることから、現物と判断したということです。

古文書には、現在の鶴岡市にあった下山添八幡宮で、神社の掃除などを行う人に対し、土地を与えることが記されています。

【松尾剛次名誉教授】
「今回の古文書の現物が発見されたことによって、最上義光による庄内支配の重要性が再認されるべきだと思います」
 
最上義光は、庄内平野に水を引く「北館大堰」の整備を進め、現在の庄内地域が米どころとなる基礎を築いた人物としても知られています。松尾名誉教授は、「最上義光は山形だけでなく、庄内の発展にも大きな役割を果たしたことを知ってほしい」と話しています。

下山添八幡宮に関する古文書は、全部で6点あると考えられていて、これまで現物は2点しか確認されておらず、今回のものが3点目の発見となります。松尾名誉教授らは、今回の発見をきっかけに、今後さらに新たな古文書が見つかる可能性にも期待を寄せています。