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東北で初導入、上山市消防本部が狭い道路に対応する「軽救急車」の運用開始へ

東北で初めて、軽自動車を使った救急車が上山市消防本部で導入され、あさってから運用が始まります。地域の不安を取り除く助けとなることが期待されています。

新たに導入される軽救急車は、長さおよそ3メートル40センチ、幅150センチほどの軽ワゴン車が使われ、従来の高規格救急車と比べると高さ、幅、長さのいずれも小さく、およそ3分の2の大きさです。

東北で初めての導入となった背景には、まちの課題がありました。温泉街や城下町など昔ながらの街並みが広がる上山市は、市街地周辺で道路の幅が狭いエリアも多く、これまで救急車で現場まで辿り着けないケースも少なくありませんでした。

上山市消防本部の渡邉紀生消防指令は「(これまでは)大通りに救急車を停車して、人力での搬送が大半を占めていました」と話します。人力での搬送は転倒の危険が高まり、雨や雪の日に傷病者にかかる負担も大きくなっていました。

あさってからは、通報を受けた救急隊員が軽救急車で現場に急行し、大通りで待機する高規格救急車まで迅速に運びます。その後、隊員が高規格救急車に乗り換え、医療機関へと搬送します。

渡邉消防指令は「傷病者への早期接触を実現させることで、医療機関搬送の時間短縮、救命率の向上など、地域の安心をより近く、確実に届けることが期待出来る」と話しています。