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インフルエンザ「再流行」なぜ

県内のインフルエンザ患者数が、今シーズン2度目の「警報レベル」となっています。年始に一旦落ち着いたはずのインフルエンザがなぜ再流行しているのか、医療現場の声を聞きました。

今シーズンの県内におけるインフルエンザは、去年11月ごろから流行が始まりました。11月2週目には1835人の感染が確認されて「警報レベル」となり、その翌週には2598人とピークに達しました。12月まで「警報レベル」が続いていましたが、1月に入ると感染者数は減少しました。

しかし、先月下旬から再び感染者が増え続け、先週、今シーズン2度目の警報レベルとなりました。1つのシーズンに2度インフルエンザが流行するのは2シーズンぶりです。

この再流行の理由は、ウイルスの「型の違い」にあります。橋本こどもクリニックの橋本基也院長は「去年11月をピークに『A型』が大きく流行した。年が変わって『B型』という型の違うものが増加・流行しているのが現実です」と指摘します。

県衛生研究所が発表した今月9日から15日に確認された県内のインフルエンザ患者数は、A型の感染が32人だったのに対し、B型は1192人とその差は歴然です。

年齢別では9歳以下が最も多く620人となっており、県内の公立小学校ではインフルエンザによる学年閉鎖が15件確認されています。橋本院長は「最初は高校生や中学生の感染が多かったが、最近は幼稚園や保育園に通う子どもへと年齢が下がってきて、まだまだ(流行は)続いている。2・3週間はまだ注意が必要です」と話します。

高熱と咳などの呼吸器症状が出るA型に対し、B型は熱や咳などに加えて腹痛、嘔吐、下痢の症状が出る傾向にあります。症状だけではインフルエンザではないと勘違いしてしまうケースもあるようです。橋本院長は「感染性胃腸炎の患者もみられています。嘔吐から始まる胃腸炎の場合は、発熱が伴えば胃腸炎だけでなくインフルエンザの可能性もある。確認が必要」と注意を促します。

県衛生研究所では、今シーズンすでにA型に感染していてもB型に感染する可能性があるとして、手洗いや換気、室内の湿度を50%ほどに保つなどの対策を呼び掛けています。