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山形の旧家に伝わる雛人形

「桃の節句」に合わせ、山形市の山寺芭蕉記念館では、旧家に伝わる貴重な雛人形を集めた展示会が始まりました。

会場に飾られた屏風には、山形で生産されたべに花が北前船で京都に運ばれる様子が描かれています。北前船は、京都の産物を積んで山形に帰ってきました。その一つとされるのが雛人形です。

会場には、江戸時代前期から昭和初期までの雛人形が時代ごとに展示されており、その歴史をたどれるようになっています。

能面のような表情と、男雛の袖をピンと広げた姿が特徴の「享保雛」は7組が紹介されています。担当者によると、衣装の赤い部分には紅染めなどが使われており、「山形から運ばれたべに花かもしれないと想像するのも楽しいのでは」と話します。

このほか、明治から大正にかけて作られたとされる、京都御所を模した建物の中に雛人形を飾る「御殿飾り」や、今回が初展示となる山形市の国登録有形文化財「田中家住宅」に伝わる段飾りの雛人形も並びます。

担当者は「当館の雛人形展は歴史がたどれるように展示しているので、時代ごとのお雛様の変化も楽しんでご覧いただければと思う」と話しています。

この企画展は4月6日まで開かれています。