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黒森歌舞伎 正月公演

酒田市で、300年近い歴史を誇り、県の無形民俗文化財に指定されている「黒森歌舞伎」が上演されました。

「黒森歌舞伎」は、酒田市の黒森日枝神社に江戸時代中期から奉納されたといわれている農民歌舞伎です。

まず披露されたのは、地元の小学生による少年歌舞伎です。今年は、盗賊一味である白浪五人男について描いた『青砥稿花紅彩画』が演じられました。1人1人が見得を切り名乗りを上げる名場面に、会場は大いに盛り上がりました。

出演した小学6年生は「少しは緊張したが、うまくできたので良かった。(今後も)お父さんのように(黒森歌舞伎の)女役などを頑張っていきたい」と話しました。

メインの演目となる本狂言は、『加賀見山旧錦絵』です。黒森歌舞伎では2005年以来19年ぶりの上演で、「女版忠臣蔵」とも称される華やかな復讐の物語です。

神奈川県から訪れた観客は「初めて見たが、率直におもしろかった」と話し、酒田市民は「毎年やっているのが、本当に素晴らしい。酒田の誇り、自慢だと思っている」と語りました。

黒森歌舞伎妻堂連中の五十嵐良弥座長は「舞台に立って拍手をもらえる機会は、そう経験できない。その心を、未来につないでいけるようにやっていきたいと思う」と述べました。

黒森歌舞伎は来月1日、酒田市の「希望ホール」でも上演される予定です。