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戸沢村蔵岡地区、防災集団移転で全69世帯が同意

戸沢村蔵岡地区で進められている防災集団移転事業をめぐり、村は対象となる全69世帯が移転に同意したことを明らかにしました。

戸沢村蔵岡地区では、2024年7月の記録的大雨による浸水被害を受け、防災集団移転事業が進められています。昨夜の説明会で村は、対象世帯の集団移転の意向を調査したアンケート結果を公表しました。結果によると、蔵岡地区の全69世帯が移転に同意し、そのうちおよそ7割が移転先として提示されている名高地区の住宅団地に移る意向だということです。

この結果を受け、村では「全世帯の同意」と、村が整備する新たな住宅団地への「半数以上の入居」という防災集団移転事業の要件を満たしたと判断しました。

加藤文明村長は「(集団移転の)100%合意に至ったので、まずは一歩先に進んだと思う。期間は長いがスピードアップを図ってやっていきたい」と述べました。山崎昇蔵岡地区会長は「(事業要件を満たしたため)安堵している。いち早い事業の完遂に地区会としても注力して、行政と一体となって進めて行きたい」と話しました。

村では、2025年度中に事業計画を策定し、来年度の早い段階で国の同意を得たうえで、事業に着手する考えです。