アスリートの社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARD 2025」に南陽市出身フェンシング元日本代表の池田めぐみさんが選ばれ、きのう授賞式が行われました。

日本財団が主催しアスリートやスポーツに関する社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARD」を受賞した南陽市出身元フェンシング日本代表の池田めぐみさん。

3年前から県内を中心に正しい体の動かし方やストレッチの仕方など自身がアスリートとして積み上げてきた体を整える「コンディショニング」の方法を教える事業を行っていて、中高生や出産を終えた母親などこれまで、のべ1500人ほどにノウハウを伝えてきたことなどが評価されました。

「体が整うと心が前向きになる。私の仲間にはデザイナーがいたり卓球教室の塾長がいたり里山でソムリエをやっている人がいたり全く違う分野の人たちが集まってきてスポーツ・年代を超えて届けられることに価値を感じている。勝ち負けだけじゃない価値を伝えていける。」

また池田さんはアスリートだからこそ出来る地域活性化への熱い思いも語ってくれました。

「一足飛びに大きな社会課題にアプローチして改善することは難しいが隣にいる人や、周りにいる困っている人たちの課題にアスリートは『体』の部分で確実にアプローチできる。」

「自分の競技を教えることは大切だが人々の暮らしとか健康とか生きる目的などにつながるようなことが出来るので（この輪を）広めていきたい。」