国土交通省は去年発生した水害による被害額の暫定値を発表しました。

7月に記録的な大雨に見舞われた山形県は、全国で2番目に大きい被害額でした。

国土交通省によりますと、去年1年間に全国で発生した水害による被害額はおよそ7700億円で、過去10年で3番目の規模となっています。

山形はおよそ820億円と石川県に次ぐ全国2番目の大きさになっていて、統計開始以来最大の被害額でした。

山形では、去年7月に梅雨前線による豪雨災害が発生。

庄内、最上地域で最上川など複数の河川の氾濫や土砂崩れが起きたほか、新庄署の警察官2人と酒田市の高齢女性1人の合わせて3人が亡くなりました。

この7月豪雨の被害総額1070億円のうち、都道府県別では山形がおよそ809億円を占め最多となっています。