きのう、鶴岡市の物置小屋にクマが居座り、県内では初めて麻酔銃を使った緊急銃猟によって駆除されました。

きのう午前11時40分ごろ、鶴岡市五十川の物置小屋で体長およそ70センチのメスのクマが居座りました。

その後、警察や猟友会が現場に到着し午後1時すぎ市が緊急銃猟の実施を判断しました。

しかし現場の小屋が国道7号の近くで、安全が十分に確保できないとして猟友会は通常のライフルではなく麻酔銃を使用し捕獲しました。

緊急銃猟で麻酔銃が使われるのは県内では初めてです。

クマは山に運ばれ駆除されました。

現場周辺では8日から目撃情報が寄せられていて同一個体の可能性もあるということです。

県内の緊急銃猟によるクマの捕獲・駆除は16頭となりました。

市では自宅敷地内のクリやカキの木にクマが来ることがあるとして不要な果樹は切ること、クマの侵入を防ぐため小屋や車庫などの戸締りを徹底することなどを呼びかけています。