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庄内の伝統行事「大黒様のお歳夜」
12月9日は、七福神の大黒天が年を越すとされる「大黒様のお歳夜」です。
鶴岡市内の鮮魚店は縁起物として食べるハタハタを焼く作業に大忙しです。
庄内地方では「大黒様のお歳夜」にたくさんの卵を持つハタハタを食べると子孫繁栄につながるとされています。
鶴岡市の武田鮮魚店ではおよそ100匹を用意し、午前8時ごろから次々と焼いていました。
近年、不漁が続くハタハタ。
地物を仕入れることが難しく、こちらの鮮魚店では10月に秋田で水揚げされたハタハタを冷凍するなどしてなんとか量を確保しました。
串の通ったハタハタがじっくり焼かれると、店内には香ばしい香りが漂っていました。
【武田鮮魚店 武田浩さん】「見た目、形もあるが10月ごろのハタハタの卵も硬くなくてやわらかいので今年はお客さんからよころんでもらえると思う」
ハタハタは味噌をつけて田楽にし、豆ご飯などと一緒に食べる家庭が多いということです。
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