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庄内海岸 松くい虫被害の現場を吉村知事が視察

庄内海岸のクロマツ林に急増している、松くい虫被害の現場を吉村知事が視察しました。

庄内海岸林は、遊佐町吹浦から鶴岡市湯野浜までおよそ33kmにもおよぶクロマツなどの人工林で、海岸の砂防林として県が中心となり、保護、育成を続けています。

松くい虫の被害発生状況は、2023年のおよそ5万7千立方メートルから、去年は、およそ10万4千立方メートルへと大幅に増加していて、今年はさらに被害が拡大すると予想されています。

きょう吉村知事は、松くい虫による甚大な被害が出ている、酒田市黒森の現状を視察し、担当者の説明に耳を傾ていました。

その後「JAそでうら」に場所を移し、意見交換会が行われ、遊佐町、酒田市、鶴岡市から吉村知事へ松くい虫被害対策強化の要望書が手渡されました。

「(対応が急務なのは)二次被害。倒木による通行障害、農業施設の倒壊など、本当にきょうのような風が吹くと、また倒れるのではないか、通学路、子どもたちは大丈夫か、実際に倒木があるといつも通報がきている。」

「(今後)『海岸林再生プロジェクト』というようなものをしっかりと作って、政府、県、市町村、そして関係機関、皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思っている。」