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渡航自粛 県内の観光地への影響は

中国が日本への渡航自粛を呼びかけるなど日中関係の緊張が続く中、インバウンドでにぎわう県内の観光地への影響を取材しました。

台湾有事をめぐる高市総理の発言を受け、中国外務省は今月14日、日本への渡航自粛を呼びかけるなど反発を強めています。

「山寺は平日も多くの観光客が訪れている、中には外国人観光客の姿も見られるが中国の渡航自粛による影響はどう受けているのか。」

県内有数の観光地 山寺。

コロナ禍以降インバウンド客が増加し、にぎわいをみせていますが、今のところ大きな影響は受けていないといいます。

「私共のお店は台湾の方が多いので食事の団体の予約のキャンセルもなかったし特にほとんど影響はないのではないか。」

ふもとやによりますと、山寺のインバウンド客はツアーなどで訪れる台湾からの観光客が半数以上を占めているということです。

「(中国人観光客は)団体で移動することがあまり東北はまだ来ていないと思うので影響はあまりないのかなと。」

県によりますと、中国が渡航自粛を呼びかけて以降、県内では一部の宿泊施設で10件のキャンセルがあったものの、それ以外に大きな影響は出ていません。

その一方で、日中関係の悪化が長引いた場合、台湾の観光客にも影響が出るのではないかと懸念しています。

「台湾の方が来なくなったらと思うと危機感というかそういうことがいつあるか分からないという備え色々な国の方に来ていただけるような山寺の観光づくり、お店づくりをしていかなければいけないと思っている。」