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山形市の小学生 大学生と一緒に卒業記念制作

山形市の小学生が大学生と一緒に卒業記念制作として地域の魅力をアートで表現する取り組みを行っています。

どんな作品が作られているのでしょうか。中野アナウンサーが取材しました。

ラーメンのどんぶりに見立てた船に毛並みがリアルな動物たち。

来年3月に卒業を控える山形市立滝山小学校の6年生が表現しているのは地元「滝山」の魅力です。

滝山地区の中に麺辰という人気のラーメン店があって、それをモチーフにしたミニチュア作りをしている。

「滝山は山が近く、川も流れているので自然が沢山でそういうところが好き。」

来月19日に開催する「滝山の魅力を伝えよう 滝山小に入学してよかったフェス」に向けて本格的な色づけ作業が進んでいます。

「わーってエネルギーのあふれる学年なので、フェスという言い方で発信していこう。」

このイベントは大好きな滝山の魅力をアートで形にしたいと児童自らが企画。

およそ50人が7つのチームに分かれ、それぞれ異なるテーマで作品を作る中、こちらのチームが表現するのは「滝山の食」です。

地元の美味しいものを小人で表現していて、こちらの児童が作っているのはサクランボの妖精。

「帽子を外せるようにしている。(何で外せるようにした?)いろんな小人に装着できるようにしたい。」

オリジナルの案を作品に落とし込んでいきます。

「比率とかも書いてある。」

「体小さい方がかわいいんじゃないか。頭が大きい方がミニキャラ感、マスコット感がでていいんじゃないかってなった。」

この作品作りで児童たちの表現を後押しするのが、同じ地区にある東北芸術工科大学の学生たちです。

みんな小人というふわっとしたイメージは決まっていたが、それを滝山の地区に結びつける方法とかコンセプトの統一とかをアドバイスした。

各班それぞれすごく色が出ていて、楽しい展示になるなと期待しています。

普段からアートに親しむ大学生のサポートもあり、児童たちは様々な描き方を教わりながら完成に近づけていました。

完成した作品は校舎そのものを「キャンバス」に見立てて飾られ、様々な仕掛けが施される予定です。

イベントは来月19日滝山小学校で行われます。