県内3例目となる緊急銃猟です。

長井市でけさクマ1頭が駆除されました。

「クマが駆除されたのはこちらの畑にあるこの木の上だということです。上の方に目をやるといくつか食い荒らされている実があるのが分かります。」

市や警察によりますと午前7時10分頃、長井市寺泉にある畑で体長75センチほどの子グマ1頭が確認され、緊急銃猟によってその場で駆除されました。

「木に登って柿を食べているクマに対してハンターが接近して一発発砲して。」

付近ではきのう夕方にも子グマが目撃されていて、市が緊急銃猟を試みましたが日没となったため断念。けさ6時頃から捜索していました。

県内で緊急銃猟によってクマが駆除されたのは米沢市と酒田市に続き3例目で、頭数としては5頭目となります。

この他にも複数の目撃情報が寄せられていることもあり、近隣住民からは不安の声が聞かれます。

「緊急銃猟でクマ1頭は駆除されたが、目撃証言がこの1頭だったかということも定かではないので、まだ他にも複数いる可能性もあるとは思うので引き続き我々も警戒しておく必要がある。」

「やはりクマの駆除に批判的な声もあるけれどクマが出てもらっては困るから駆除もしてもらいながら安心して暮らせるようにしてもらいたい。」

このほか、山形市内でも複数の目撃情報が寄せられていて、山形市は去年の同じ時期の40倍の件数に上るとして、警戒を呼びかけています。