ことし9月、川西町で女性がカッターナイフで脅されて現金500円を奪われた事件で、強盗と銃刀法違反の罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと川西町時田の無職・松浦昭一被告（69歳）は、ことし9月9日、川西町のコインランドリーの駐車場で、車に乗っていた利用客の女性にカッターナイフを突きつけ「金出せ。金出せ。」などと脅し、現金500円を奪った罪などに問われています。

山形地裁・米沢支部で開かれた初公判で、松浦被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で松浦被告が8年ほど前からパチンコにのめり込み、親類や近隣住民から借金を繰り返していたこと、犯行に及んだ際、刃渡り8.4cmのカッターナイフを被害者の顔のおよそ32cmの距離まで近づけ「パチンコに負けて金がない」などと話していたことなどを指摘しました。

次回の公判は12月9日に行われ、結審する見込みです。