鶴岡市在住の絵本作家が手掛ける、ユニークな作品展が、酒田市で開かれています。

「酒田市松山文化伝承館」で開催されている「ようこそ！1ページ絵本の世界へ」。

1ページ絵本とは、その名の通り、1ページだけで完結する小さな物語の絵本です。

鶴岡市在住の絵本作家、さとうまりこさんと齋藤リュータローさん夫妻が制作。

妻 まりこさんがイラスト、夫のリュータローさんが文章を担当していて、会場には、57作品が展示されています。

1ページ絵本には、見ている人が物語の続きを想像し、それぞれの感じ方ができる、独特の世界観があります。

まりこさんは、文章では触れていない要素をイラストで表現しているところがあるので、ぜひ注目してほしいと話しています。

「小学生の登校班を題材に描いた絵。子どもたちはまちを彩る存在なので、チューリップの球根に見立てて描いた。子どもたちには成長してそれぞれの花を咲かせてほしいという願いを込めている。日常の１コマだったり、庄内にまつわる物語もあるので、楽しんでほしい。」

この作品展は、12月7日まで開かれています。