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山形県内 火事が相次ぐ 山形市では焼け跡から遺体

昨夜、山形県内で火事が相次ぎました。

山形市では、住宅が全焼し、焼け跡から身元不明の遺体が見つかっています。

空に広がる黒煙とオレンジ色の炎。

きのう午後8時25分ごろ、山形市宮町の齋藤賢一さん(62)の住宅が燃えているのを近隣住民が見つけ119番通報しました。

「いきなり消防車が来て、窓を開けてみたら奥の方が真っ赤に燃えていた。」

火はおよそ5時間40分後に消し止められましたが、木造一部2階建ての住宅が全焼し、焼け跡から身元不明の一人の遺体が発見されました。

山形署によりますと齋藤さんは一人暮らしで現在も連絡が取れていないということです。

付近は住宅街で一時騒然としました。

警察などは出火原因を調べるとともに司法解剖などを行い遺体の身元確認を進める方針です。

いっぽう同じような時間帯に河北町でも住宅が全焼する火事がありました。

午後8時10分ごろ河北町谷地の大工 相澤吉巳さん(55)の住宅から「火が出ている」と消防に通報がありました。

「火災から2時間以上が経過しましたが消火活動が続けられています。そして隣の家にも燃え移っています。」

火はおよそ5時間50分後に消し止められましたが、相澤さんの木造2階建て住宅1軒が全焼し、隣接する住宅にも燃え移りました。

この火事によるけが人はいないということです。

警察によりますと相澤さんは一人暮らしで、出火当時、家にいましたが逃げて無事でした。

警察と消防が午前9時半から実況見分を行い詳しい出火原因を調べています。