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異常のない指を手術する医療事故 公立置賜総合病院

公立置賜総合病院は指の腱鞘炎の手術をする際、誤って異常のない指を手術する医療事故があったと発表しました。

置賜総合病院によりますと今月20日、患者に対して腱鞘炎の手術を行った際に、本来、左手の親指を手術しなくてはならなかったのにも関わらず、誤って異常のない左手の中指を手術したということです。

手術の直後、患者が「症状がないところを手術するんですね」などと指摘し、看護師が誤りに気づきました。

その後、直ちに予定していた親指への手術を行ったということです。

ミスの原因について病院は、手術前に厚生労働省などが推奨するマニュアルの手順に従って確認作業を行うべきところ、適切に行わなかったこと。

また、手術する部位に施すマーキングが適切ではなかったためとしています。

術後の経過は順調で後遺症の残る可能性は極めて低いとしています。

事故を受け病院では再発防止策を徹底し、医療安全体制の一層の強化に努めるとしています。