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庄内海岸林 松くい虫 被害対策強化を

庄内海岸のクロマツ林を守ろうと、県や関係機関が集まり、遊佐町でプロジェクト会議が開かれました。

庄内海岸林は、遊佐町吹浦から鶴岡市湯野浜までおよそ33kmにもおよぶクロマツなどの人工林で、海岸の砂防林として、県が中心となり保護、育成を続けています。

きょうは、遊佐町で松くい虫被害減少に向けた効果的な防除対策を円滑に進めるため、関係機関が集まりました。

この会議は、2015年から毎年開催されていて、議長を務めた遊佐町の松永裕美町長が危機感をあらわにしました。

「(今年度の松くい虫被害は)昨年度の過去最大被害を上回る、甚大な状況が推察されている。」

松くい虫被害発生状況は、2023年のおよそ5万7千立方メートルから去年は、およそ10万4千立方メートルへと大幅に増加していて、今年はさらに、被害が拡大すると予想されています。

会議では、被害状況を改めて強く認識するとともに、関係機関が、より連携を強化し、林の再生に取り組むことなどについて話し合われました。