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異常ペース クマの出没相次ぐ 住宅敷地に足跡

県内ではきょうもクマの目撃が相次ぎました。

山形市では学校近くでの目撃のほか住宅敷地内からは足跡や爪痕が見つかっています。

「住宅のすぐ近くにあるこちらの河川敷ではクマが目撃されました。そして川の向こうには高校もあります。」

山形市によりますと午前10時前、山形市蔵王成沢の須川の河川敷の西側で、体長およそ1メートルのクマ1頭が目撃されました。

クマはその後、川を渡り東に進みましたが、行方をくらませました。

「クマの足跡が民家に連なっています。いったいどこに向かったのでしょうか?」

山形市沼木の住宅敷地内では、きのう午後3時ごろ、クマの足跡と爪痕が見つかりました。

現場は「西公園」から東に600メートルほどの場所です。

この家の住人によりますと木の枝が折られるなどの被害があり、きょうになってもクマの足跡と爪痕がくっきりと残されていました。

クマの足跡は複数の住宅敷地内で確認され、西の方へと続いていましたが、その後の行方は分かっていません。

市によりますと、今のところ人への被害は確認されていないということです。

山形市によりますと今月に入ってから23日までに市に寄せられたクマの目撃情報は75件で、昨年度1年間の数字をひと月で上回りました。

県や各自治体では、クマが出没しやすい早朝や夜間の外出に注意することなどを呼び掛けています。