YTS NEWS

News

行くべき世界の旅行先に、国内で唯一山形が選ばれる

アメリカの旅行メディアが発表した「行くべき世界の旅行先25選」に、国内で唯一山形が選ばれました。

インバウンドの増加を歓迎する声とともに、観光地では受け入れへの準備が必要という声もあります。

アメリカの旅行メディア「ナショナルジオグラフィック」が、発表している「行くべき世界の旅行先25選」。

21日に発表された2026年版では、日本で唯一山形が選ばれました。

公式ホームページでは、蔵王の樹氷とともに観光地を紹介。

銀山温泉や出羽三山など有数の観光地が名を連ねています。

紅葉シーズンを迎えた山寺もその一つ。

観光関係者からは、驚きと期待の声が聞かれました。

【ふもとや 後藤麻衣さん】「山形が選ばれたというので、本当にという気持ちはありましたけど、それだけ山形の価値を認めていただけた気がする」

【遠藤物産 遠藤まき子さん】「山寺も入ってるから来年はもっと来るんじゃないと言ってくれるお客さんもいて、嬉しい限り」

一方で、去年、県内を訪れた外国人観光客は61万人を超え、過去最高を更新しています。

全国ではオーバーツーリズムも問題になる中で、「受け入れ体制を整える必要がある」と冷静な声も聞かれました。

【遠藤物産 遠藤まき子さん】「世界の山寺になるには、受け入れる方も、おもてなしの心を持って、景色を継続していけるようにしていきたい」

観光協会でインバウンド部として活動している後藤麻衣さんも、外国語でのガイドなど、山寺の価値を理解してもらえるような観光に力を入れたいと考えています。

【ふもとや後藤麻衣さん】「たくさん人が来れば良いっていうわけではないので、ちゃんと地域の価値を分かって来てくれる方が増えるような地域づくりが、これから大切になると思うので、選ばれたことがゴールではなくて、これからが本当の始まり」