全国にホテルなどを展開する「星野リゾート」は山形市の蔵王温泉に宿泊施設を開業します。

県内初進出を受け、蔵王温泉では期待が高まっています。

「東北では3カ所目、県内では初めての星野リゾートの温泉旅館のオープンです。蔵王のさらなるにぎわい創出へ期待がかかります。」

星野リゾートが蔵王温泉にオープンするのは宿泊施設「界 蔵王」。

8階建ての施設の最大の特徴は、蔵王のシンボル「御釜」をテーマにした360度パノラマのルーフトップテラスです。

場所は、おととし5月に営業を終了した「ZAOセンタープラザ」の跡地で、今年4月から建設工事が進められています。

地元・蔵王からは期待の声が聞かれました。

「とても期待していますし、一緒に相乗効果の中で、蔵王を世界のリゾートにのし上げていければいいなと思っている。蔵王のポテンシャルをさらに全国、世界に広めていくためにお力添えをいただいて、一緒にブランド力をアップしていくということがとても重要。」

現在66の宿泊施設があり、1日あたりの宿泊人数は4700人を超える蔵王温泉。

温泉街で飲食店を営む人たちは、星野リゾートの「誘客力」に期待を寄せます。

「（冬の）シーズン以外でもお客様が増えることを期待しています。もっと蔵王が活気のある場所になるといいなと思っています。」

「海外のお客様や他県からいらっしゃるお客様など今までよりも多くの幅広い種類のお客様がいらっしゃるということはお店やっていて、すごく楽しいことなので、非常に楽しみな星野リゾートの出店。」

「界 蔵王」は来年秋ごろの開業を予定しています。