道路にはクマの足跡がくっきりと残っています。

「多くの車が行きかう西回りバイパスの近くの農道です。こちらの道路でけさ、クマの足跡が確認されたということです。」

午前8時ごろ、山形市の幹線道路、通称 西バイパス近くの農道でクマの足跡らしきものがあると目撃者から交番に情報提供がありました。

「こちらがクマの足跡です。こちら大きさが20cmほどで大人のクマのものとみられています。」

現場に駆け付けた警察や市の担当者が確認したところ、クマの足跡と判断しました。

警察によりますと、クマの足跡は用水路から農道を横断し、近くのカキの木がある畑に続いていたということです。

「怖いです。家の中に居座るとかガラスを破って入ってくるとか（危ない）。まさかこの地区にクマが出るとは思わなかった。」

その後、クマの行方はわかっていません。

周辺の高堂とあかねヶ丘では、12日にもクマが3件目撃されていて、南沼原小学校では送り迎えによる登下校の対応などが続いています。

きょうは、一斉下校を行い、教員が周辺を見回りました。

山形市はクマへの注意を呼びかけるチラシを配布し、夜間や早朝の不要な外出を控えるよう住民に注意を促しています。