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物価高騰の中 灯油価格交渉
物価の高騰が続く中、これからの季節、需要が増える灯油の価格交渉が行われました。
交渉は山形市で灯油を共同購入している「山形市消費者連合会」と石油販売会社との間で行われました。
冒頭から「消費者側」が強気に出ます。
「食べる物から何から何まで物価高の中で冬を迎えなければならない。どうか一つ、今回は譲れないくらいまで消費者は切羽詰まっている。」
去年は、交渉の結果1リットル当たり「117円」となった灯油価格。
今年、提示された額は・・・。
「現状125、126円にしたいという話を申し上げたが124円でいかがでしょうか。」
「皆さん、上がるのは当たり前だと思わないでほしいです。物価と連動しているのだろうが、灯油は『物価の優等生』でなければならない。最初はグッと安くして。」
会社側は、原油価格自体は安くなっているものの円安の影響でコストがかかること。
ガソリンの暫定税率が廃止された場合、灯油などへの補助金がなくなってしまう可能性があるためと説明。
ここから交渉が始まります。
「一番需要ある時は?1月かな。」
「その時に(価格を)上げるというのは?その都度交渉したら大変ですかね。」
「上がったら上がったで仕方ないからその時は話し合いに応じましょうよと言っていただいたのであと1円下げて『123円』で。」
「これで大丈夫?どうだ?オーケー。」
交渉の結果、提示額より1円安い1リットル当たり「123円」で決着しました。
「頑張ったでしょ。無茶なことは言えない、かといって私たちの後ろには消費者がいるわけだから(会社側にも)頑張ってもらって。」
「物価が高い中でこれくらいに抑えたのは上出来。」
「各県ともに価格は去年よりも5、6円高くて、安価で提供したいのは本音。今からの情勢を注視していきたい。」