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鈴木農林水産大臣 意気込み語る

高市内閣が昨夜発足し、鈴木憲和さんが農林水産大臣に就任しました。

コメ政策に注目が集まる中、「先が見通せる農政」を強調しています。

昨夜、皇居で行われた認証式に臨んだ鈴木さん。

正式に高市内閣が発足し、鈴木さんは農林水産大臣に就任しました。

県選出議員の農林水産大臣 就任は、鹿野道彦さん以来13年ぶり。

鈴木さん自身は、43歳、5期目にして初入閣となりました。

就任から一夜。

鈴木大臣は古巣の農林水産省で、前任である小泉進次郎・防衛大臣から引継ぎを受けました。

「全く心配しておりません、どうぞ鈴木新大臣らしくやってください。」

同年代の2人は、かつて党の農林部会で、部会長・部会長代理として肩を並べ、農政について意見を交わした関係です。

過去の選挙では、小泉大臣が応援に駆け付け、鈴木大臣への信頼を口にしていました。

「部会長代理を誰にやってもらうか私が決める立場にあったが迷うことなく憲和さんしかいないと。」

しかし、今年6月、鈴木さんは石破内閣の副大臣という立場にありながら、小泉農政の備蓄米放出を批判し、注目を浴びました。

「価格について政治が高いとか安いとかいうべきではありません。適正な価格で報われる農林水産業と、そしてそれを支えてくれる消費者の皆さんがいて初めてこの国の食料安全保障と第1次産業は守られる。」

きょうの引継ぎでは、穏やかな表情で言葉を交わした2人。

鈴木大臣は、小泉前大臣の労をねぎらいました。

「農政に普段は関心のない皆さんにも関心をもっていただくそういう機会をつくっていただいたこと改めて感謝申し上げたい。」

午後に行われた就任会見では、今後のコメ政策について「需要に応じた生産」を強調。

「先が見通せる農政を目指す」としました。

「コメ作りは1年で1回しか収獲ができません。コロコロ方針が変わっては生産現場は対応することができません。需要に応じた生産、これが何よりも原則であり基本であると考えております。そのうえで安心して先が見通せる農政を実現してまいります。」