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クマ出没 タスクフォースを初派遣 臨時休校も

つづいては県内でも目撃が相次いでいるクマのニュースです。

先月導入された「緊急銃猟」の制度などについて説明する県の専門チーム、「緊急銃猟タスクフォース」が動き出しました。

「緊急銃猟タスクフォース」が派遣されたのは、ことしに入りすでに16件の目撃情報が寄せられている河北町です。

市街地にクマが出没した際に市町村の判断で発砲を許可する「緊急銃猟」について、市町村長に制度の基準や判断要件などを説明します。

「クマの出没の目撃情報や糞や足跡があるとか、毎週のように市街地の人家がある中でのクマの出没が続いている。なかなか対応に苦慮している。」

初めてとなったきょうの派遣では、冒頭のあいさつ以外は非公開で行われ、森谷町長らが県の担当者から緊急銃猟を適用しやすい状況などについて説明を受けました。

こうした中、東根市では、きのう午前11時半ごろ県道をクマ1頭が横切るのを車で通行していた人が目撃。

クマは、その直後、東におよそ200メートルの位置にある東根市立第一中学校の東側の畑に移動しました。

「そっちの方から走ってきた。畑の方から。『クマだ!』と思ってわらわら逃げた。おっかなかった。」

畑で警察や市の職員が姿を確認しましたが、その後クマは近くの藪に入り、行方が分かっていません。

これを受け東根市では現場周辺にある東根小学校と第一中学校の2校を臨時休校としました。

市ではパトロールを強化すると共に不要な外出を控えるよう呼びかけています。