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舟形町の小学校 太陽光発電の設備を導入

小学校が発電所の役割を担います。

舟形町の小学校に太陽光発電の設備が導入されました。

舟形小学校の屋上に設置されたのは、およそ102平方メートルの太陽光パネルです。

2メートルの積雪にも耐えられるモデルを使用していて、年間で学校が使用する8.5%の電力を賄うことを見込んでいます。

2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指して、県が事業者に補助金を交付する実証実験として行われているこの事業。

事業者側は、町が提供した場所に太陽光パネルを設置することで、低コストで発電できるほか、町も通常より安く電気を使用することができます。

設備の導入を記念して行われた式典には、舟形小学校の5・6年生が出席し、太陽光発電の効果について学びました。

自分たちが使うエネルギーを学校で作ることに児童たちは。

【インタビュー】「環境にやさしい活動を舟形小学校でできることがとても嬉しい。」「未来につなげて良い環境にしていこうという意思を受け継いで頑張っていこうと思う。」

実際に発電した電力は校舎内のモニターで確認することができます。

【中野アナウンサー】「昨日だと最大6.2KWH発電することができている。子供たちが自分の目で蓄えたエネルギーを見ることができる。」

また、災害などで停電した場合でも自家発電したエネルギーを使用できることから、避難所としての役割の強化も期待されます。

【山形県環境エネルギー部長 沖本佳祐さん】「特に小学校というところで2050年カーボンニュートラルを担っていく子供たちと一緒に進めていきたい。豪雪地帯ではなかなか難しいのではないかという話はあるが、そういったところでもできるんだということをしっかり実証していって山形県内でも広めていきたい。」