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河北町で登校中の児童がクマに遭遇 町民体育館でも

県内でクマの目撃が相次ぐなか、河北町では小学生がクマと出くわすケースも発生しています。

【望月雅人アナウンサー】クマは町民が多く利用する体育館で目撃されました。中には、まだ利用者が残っていて、ドアを隔てたこの辺りにクマがいたということです。」

きのう、午後9時15分ごろ、河北町谷地にある河北町民体育館で体長1メートルほどのクマ1頭が目撃されました。

さらに、午後10時50分ごろにも、体育館からおよそ1.3キロ離れた谷地西部小学校の周辺でも、地域住民がクマ1頭を目撃。

これらを受け、消防が夜間にドローンでの捜索を実施しましたが発見には至りませんでした。

また、2日前には河北町内の児童が登校中にクマと遭遇していたことも分かりました。

場所は谷地中部小学校からおよそ600メートルの住宅街で、おととい午前7時45分ごろ、谷地中部小学校の児童1年生から6年生のあわせて8人が集団登校中にクマ1頭と出くわしました。

遭遇した際の児童とクマとの距離は、5メートルから10メートル程度でしたが、全員逃げてケガはありません。

近隣住民によると、同じ日にクマのものとみられる糞が住宅の敷地内で見つかるなど、付近での目撃が後を絶ちません。

【近隣住民】「いつ出るか分からないので気を付けるといってもどう気を付ければ良いのか私も悩む。漬物を漬ける作業中にクマが後ろから来ないかという心配がある。」

谷地中部小学校では、保護者の送迎での登下校を実施していましたが、学校の隣にある河北町民体育館が送迎場所となっていたため、昨夜のクマの出没を受け急遽、休校措置を取りました。

町では引き続きパトロールを実施し、警戒をさらに強めていくとしています。