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クマの脅威 山形市中心部に
きょうも県内各地で出没したクマですが、その脅威は山形市の中心部にも迫っています。
特に先週から目撃が相次いでいる山形市北部と西部の情報をまとめました。
こちらは山形市内のクマの出没情報を月別でまとめたグラフです。
6月から増え始め、先月は去年の7倍にまで膨れ上がっています。
今月も10日までは23件ですが、ここ5日間でさらに14件もの情報が寄せられています。
クマに関する情報が寄せられたのは14日連続です。
「(この場所から)1つ越えると市の中心街となるところにクマが出ているので他人事ではないのかなと。」
クマの脅威は市の中心部にまで迫っています。
山形市北部では今月9日に銅町で目撃されると双月町や泉町にある山形市立東小学校近くの路上などで目撃が相次いでいます。
現場周辺はこの時期、芋煮会スポットとして賑わう馬見ヶ崎川の河川敷があります。
こうした事態を受け市はクマのエサになりかねない食べ残しやゴミを放置しないよう呼びかける看板を設置しました。
地元住民の意識も変化しつつあるようです。
「妻からは犬の散歩は控えるようにいわれている。近所の友達にもあまり河原に出るなと言った。冬眠するまで心配。」
続いてはきょうも目撃情報が寄せられた山形市西部です。
今月9日の夜、山形市西部の幹線道路通称 西バイパスのそばにある富の中の住宅地でクマ1頭が目撃されると2日後の夜にはおよそ700メートル離れた南館と吉原で3件。
翌朝には北に進んだ高堂とあかねヶ丘で3件目撃されています。
そしてきょう未明にはJR山形駅から西に1kmほどの春日町の住宅街でクマのような動物が目撃されました。
類を見ないペースで目撃されるクマ。
いつ、どこで出没してもおかしくない状況となっています。
「クマ出没警報」を再延長している県では、クマが出没しやすい早朝や夜間の外出に注意することなどを呼び掛けています。