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最上川舟下り 新たな観光船 完成

去年7月の記録的な大雨で半数以上の船が流された戸沢村の「最上川舟下り」。

秋の行楽シーズンを迎える中、新たな船が完成しました。

【中野アナウンサー】「今およそ6トンもある新たな大きな船がクレーンによっておろされ、そして着水しようとしています。舟下り新たな歴史がここから始まります。」

新たな船出を迎えたのは、「第17芭蕉丸」です。

「最上川舟下り」を展開する「最上峡芭蕉ライン観光」では、去年7月の記録的な大雨の影響で16隻のうち11隻が流されました。

被害を受けた船の改修を進めると共に、今回の「第17芭蕉丸」が新たに造られました。

この「第17芭蕉丸」、船内は バリアフリー化されています。

【中野アナウンサー】「中全体が明るい色を基調としているのですごく空間が広く感じます。そして、こちら見ていただくと車いすがおけるスペースがあるんですね。入り口にはこういったものもあって、車いすがそのまま中に入ることができるんです。」

きょうは、一時大雨に見舞われるハプニングもありましたが、最上川に浮かべられると、関係者は新たな船出に期待をふくらましていました。

【最上川芭蕉ライン観光 運航責任者 三瓶勇さん】「今ここに形になって水に浮いていることに非常にホッとしている。これからたくさんのお客さんを乗せてお客さんを笑顔にしてもらうことを祈って今日から見送っていきたいと思う。」

「第17芭蕉丸」は、国の許可を経て、早ければ11月上旬にも運航を開始する予定です。