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緊急銃猟 県が人材確保へ

続いてもクマ関連です。

市街地にクマが出没した際、市町村の判断で発砲が可能となる「緊急銃猟」。

県は対応にあたる人材の確保に向け、支援を進める考えを示しました。

9月20日JR鶴岡駅の近くの住宅敷地内にクマが居座り、市長が全国で初めて「緊急銃猟」の実施を判断。

しかし、その直後にクマが動き出したため、警察の判断で発砲し、駆除されました。

9月30日の県議会予算特別委員会で、県は緊急銃猟について鶴岡市の事例で明らかになった課題を他の市町村と共有していくとしました。

また、駆除にあたる人材確保が課題との認識を示しました。

「市街地での発砲を伴うことから、対応可能な判断は高度な技術や経験を有する人に限られ、市町村によっては単独で人材が確保できない可能性もあることから、広域的な視点での人材育成・確保が必要と認識している。」

県では9月補正予算案にクマ対策として6400万円余りを計上。

猟銃の購入経費や狩猟免許の取得を希望する人向けの講習会の費用を補助するなどして、人材確保につなげる考えです。